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スキルアップセミナーB-2 開催のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年9月18日

セラピスト・設計・施工者のためのスキルアップセミナーB-2【障害者バリアフリー改修編】を平成23年12月17日(土)13:00~17:00、横浜市総合リハビリテーションセンター4階研修室にて開催しました。15名のご参加がありました。

[目的]
高齢者・障害児者の適切な住宅改修を行うために必要な理学療法士・作業療法士等と設計者・施工者等の連携。その連携を推進するため、専門的な知識・技術の共有を目指す。

[講師]
N-Brains(国際医療福祉大学大学院野村歡研究グループ)選任講師
田冶秀彦(理学療法士)・鈴木基恵(一級建築士)

[内容]
障害者バリアフリー改修の専門的知識・技術スキルアップのための講習

講義「障害者の身体的特性とバリアフリー改修のポイント」田治秀彦
1、 障害者の身体的特性と改修のポイントを互いに関連付けて講義
 ① 疾患・障害の特徴と事例
  脳卒中、パーキンソン病、関節リウマチ、脊髄小脳変性症、脊髄損傷

 ② プランニングについて
  脳 卒 中 →運動・感覚麻痺の症状が多彩で適切な手摺位置や介助量の確認必要
  パーキンソン病→すくみ足の場合に目印があると歩ける。広い浴槽は転倒の危険。
  関節リウマチ→動ける範囲が限定されているので、便座・椅子の立ち上りに配慮
  脊髄小脳変性症→進行性の疾患であるので将来を見据えての提案が必要
  脊 髄 損 傷→損傷レベルにより障害程度が異なるのが、外出自立を目指すことも多いので施錠や運転の自立を考慮する場合がある。

2、グループワーキング形式による実例への対応策研修
 理学療法士・作業療法士・設計者・施工者/グループ×4 グループに分かれて、上記疾患から選択。間取りは同じ条件とする。
 グループ内で疾患にあった住宅改修をディスカッションし、プランに反映させた。
 異なる職種のメンバーが共通認識を持つために大事なことは基本方針をたてること:健康に在宅生活を確保するための目標到達目標・期間を設定
 基本方針を実現するための具体的な目標と期間を設定手段を決定した後は:身体機能向上・介助能力向上はリハビリが、住環境改善は建築で協力

3、 上記の作業により、事例を具体的に基本方針・到達目標・手段の検討を行い発表することにより住環境改善のために役立てる研修を行いました。

スキルアップセミナーA-2 開催のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年9月6日

セラビスト・設計・施工者のためのスキルアップセミナーA-2【高齢者バリアフリー編】を平成23年10月22日 13:00~ 17:00、横浜市総合リハビリテーションセンター1階多目的室(ホール)にて開催しました。

参加者はセラピスト・設計施工者の方々を中心に、バリアフリー改修に必要な知識や技術の共有を目指す内容です。

プログラム内容は以下の3種で行われました。

1)『高齢者の身体的特性』
講師:佐藤史子(理学療法士・横浜市総合リハビリテーションセンター)
[内容]
●運動機能の変化:痛み、筋力低下、関節の動きの制限→バリアーがトレーニングになり筋力を培う
●感覚・知覚の変化:バランスの低下、反応速度の低下→理解や発信が遅くなり、寒さ暑さも感じなくなる
●心肺機能の変化:息切れ、動悸、運動制限、入浴制限→動かなくなると持っている機能も最小限になる
●知的・認知機能の変化:覚えていられない、判断力・注意力も低下、メモしたことも忘れる
●現象の留意点:大腿骨骨折、変形性関節症、認知症、バランス障害
[感想]
高齢化による特性に対してバリアーを巧く利用し、身体を動かす工夫をするような住まいや家具の配置を工夫したりすることで老化の促進が防げることがわかりました。

2)『高齢者対応のバリアフリー改修』
講師:畠山正広(一級建築土・神奈川県建築士会技術支援委員会福祉部会)
[内容]
●知識(助成制度、商品、技術等)がないと提案できないことを最初に知った
●一般リフォームと高齢者・障害者対応住宅改修との違い:ニーズの明確さ、補助金を受けるので時間が必要であり、異業種の人たちとの連携が必要だということが感じられた
[感想]
同じ内容のリフォームをする場合でも、制度やニーズに対する知識の違いで、価格や状態にあったリフォームが実現できるか非効率なものになってしまうか、大きな違いが発生することが理解できました。

3)グループワーキング『改修事例』の協働体験
[内容]
理学療法士・作業療法士と設計・施工者が一つのグループを構成し、住宅のバリアフリー改修を協議しながら改修設計をする。始めの15分を各自が検討し、次の30分に協議、図面化しグループ発表を行いました。
[感想]
セラピストは段差解消を、設計施工者は間取りの変更も含めて検討し、それを同じレベルで短時間に協議するのは無理な部分もありましたが、お互いに悩む体験が、今後のコミュニケーションに役立つと思われました。

スキルアップセミナーA-1 開催のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年8月21日

セラビスト・設計・施工者のためのスキルアップセミナーAー1【高齢者バリアフリー編】を平成23年9月24日 13:00~ 17:00、横浜市総合リハビリテーションセンター1階多目的室(ホール)にて開催しました。
 
参加者は30名で、理学・作業療法士、設計者、施工者等などが参加しました。
 
3部構成のセミナーを行いました。
 1)講師:佐藤史子(理学療法士)「高齢者の身体的特性等・・・」
 2)講師:畠山正広(一級建築土)「バリアフリーの改修ポイント等・・・」
 3)改修事例のグループワーキング「改修計画の発表等・・・」
 
1)の佐藤講師は、高齢者身体特性と介助の方法、パワーポイントによる改修事例と問題点等でした。特に身体特性、高齢者・障害者の住宅改修の違いの話は、興味深いお話でした。
2)の畠山講師は、実物の手すりを展示し、実際の現場でのお話で参考になりました。
3)のグループワーキングでは、各5名の6つのグループに分かれ、訪問相談調査票の内容に基づき、各グループで改修プランをつくり発表し、最後に実際に行った改修写真を見ながら、佐藤講師に解説してもらいました。各グループの内容がかなり異なっていたのが、興味深かったです。最後に参加者から、日頃関わっていることからの問題点・質問等に対して、両講師に答えて戴きました。
 

平成23年度 ヨッテクイベント報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年7月27日

「平成23年度 ヨッテクイベント」を平成23 年7月22 日(金)・23 日(土)にみなとみらいホールDで開催いたしました。
展示内容は「水廻りのバリアフリー改修モデルルーム」と掲げ、改修前後のモデルルームを展示し、来場者に改修の効果を体験できるようにしたものです。
床の段差解消、ドアから引き戸への変更、開口幅の拡大、手すりの設置、便所および浴室での動作、介助を容易に行う為の床面積の増加、浴槽をまたぎの低いものへ交換、車いすで容易に利用するために洗面台、流し台を取り替える工事などを展示し、主に施工登録事業者が設営し、設計登録事業者が相談に応じる形で開催いたしました。
このイベントでの相談は5件あり、そのうち2件が自宅改修事業に結びつきました。
モデルルームでの展示は以下のとおりです。
 
 

 
 
便所
①ドアから引き戸への変更
②開口幅の拡大
③手すりの設置
④排泄またはその介助を容易に行うための床面積の増加
 
  
浴室
①出入口の段差解消
②ドアから引き戸への変更
③開口幅の拡大
④手すりの設置
⑤入浴またはその介助を容易に行うための床面積の増加
⑥浴槽をまたぎの低いものへ交換
⑦固定式の移乗台、浴槽の出入りを容易にする設備を設置する

 
 
洗面脱衣室
①ドアから引き戸への変更
②開口幅の拡大
③車いすで容易に利用する為に洗面台を取り替える
  
  
 
キッチン
①ドアから引き戸への変更
②開口幅の拡大
③車いすで容易に利用するために流し台を取り替える
 
 
 
 

平成23年度 第1回バリアフリー住宅改修 現場見学会のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年7月19日

平成23年7月10日(日)に、横浜市港北区綱島西にて「平成23年度 第1回バリアフリー住宅改修 現場見学会」を開催しました。
参加者は、一般見学者2名、設計者3名のほか、スタッフを含め全11名。

車いすでの生活動作に対応したバリアフリーリフォームをされた方のお宅にて、玄関・廊下の勾配への心づかい、ドアの広さ、可動手すりの利便性、浴室の対応などを実際に体験見学していただきました。

 

 
<見学者の感想>
・ポーチから玄関・廊下は、ゆるい勾配床で車いす利用が楽に出来ます。
・廊下からLDKや一体になったトイレ・洗面脱衣室は、3枚引違い戸になり開口幅が大きく出入りが便利です。
・最新の便器の廻りには固定・可動手すりが付き、車いすでの利用が便利です。
・浴室には手すりが付き、床の段差は、スノコで対応するそうです。
・和室から洋室に変更され、LDKと同一の床高さになり、ドアも引戸に変更され車いす利用が大変便利です。
・全体に良く考えられた改修工事だと思いました。

バリアフリー住宅改修現場見学会報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年6月22日

平成23年2月27日(日)11:00~17:00に、横浜市南区別所中里台において「バリアフリー住宅改修現場見学会を開催しました。

参加者は、事前予約をいただき、
・一般見学者 6名
・設計者 4名
のほか、交付事務局担当者、スタッフを含め、全20名でした。

この住宅の改修目的は
・車いすでの生活も可能な家
・腕力、脚力、握力が弱くなっても不自由を感じない家
・20年後、3年後まで安全、安心な家
を目指したものです。

具体的な解決方法としては
・各部屋での段差をなくす
・車いすでも自走して暮らせるように、また、介護を受ける時の為に廊下や便所、浴室、洗面所を広くする
・全てのドアを引戸にし、開口幅を85センチ以上にする
・今は椅子生活にする
などの工事をしたものです。

参加者様からは、以下のご感想をいただきました。
・浴槽の高さが座って跨ぐのにちょうどいい高さだと思う。
・洗面所と浴室の床の段差がないと水が洗面所に行かないかと心配のように見えたが、よくできている。
・お施主様が大まかな間取り等を作成したと聞いた。 日常生活に不便さを感じ、こうであったらいいなと考えている方に、まちづくりセンターがお手伝いできていることが良かった。
・車いす使用可能な改修ということで見学させて頂いた。ただ、現在は車いすを使っていらっしゃらないということで、実際に使う様になった場合には現状をまた変える必要がある部分も出てくるのかと思った。
・実際に改修した家を見られて、これから車椅子使用も考慮した改修が必要な家族がいるので参考になった。
 
バリアフリー住宅改修見学会報告イメージ

平成22年度住宅改修評価結果報告検討会のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年5月21日

平成23年2月23日(水)17:00~ 19:00、横浜市総合リハビリテーションセンター1階多目的ホールにおいて「平成22年度住宅改修評価結果報告検討会」を開催いたしました。
内容としては、評価者による評価結果の報告と相談・助言の担当者、設計者、施工者による検討、講義・総評者による総評を行いました。
特定非営利活動法人横浜市まちづくりセンターの石野貴史氏と月出正弘氏の両名が司会進行を行いました。
以下に具体的な内容をご報告します。

1) 事業総括報告
特定非営利活動法人横浜市まちづくりセンター 副理事長
みんなにやさしい横浜の住生活モデル事業特別委員会 委員長 平山正義氏

「みんなにやさしい横浜の住生活モデル事業」は、2010年6月末に国土交通省「高齢者等居住安定化推進事業」に選定され、交付申請が11月30日付けで決定し、事業が本格的に動き始めました。
研修事業の目的は、ケアの専門家と住宅改修の専門家の連携を推進するため、専門的な知識・技術を共有できるよう、相手分野の基礎知識を習得する事で、
・H22.12/15(水)ベーシックセミナーB:設計者・施工者等を対象にした福祉・介護・医療の基礎知識講習
・H23.1/22(土)ベーシックセミナーA:理学療法士、作業療法士を対象にした建築の基礎知識講習
・H23.2/23(水)住宅改修評価結果報告検討会:評価者による評価結果の報告と相談・助言の担当者、設計者、施工者による検討、講義・総評者による総評
の3回にわたって展開されました。
また、情報・普及啓発事業として、
イベント・現場見学会開催、リーフレット作成、ホームページ開設・運用、広報紙広告掲載を行い、
・H22.12/22(水)、23(木)イベント:バリアフリー改修実演(脳卒中、パーキンソン病)個別相談会(12名に対応)、事業説明案内
・H23.2/10(木)事業専用のホームページ立ち上げ
・H23.2/25(金)リーフレット発行
・H23.2/27(日)バリアフリー住宅改修現場見学会
の4種の企画を実行しました。
更に訪問相談・助言事業を南区、港北区、青葉区で実施し、改修後評価事業の展開をしました。

2) 住宅改修報告
訪問相談・助言・・・横浜市総合リハビリテーションセンター 田治秀彦氏  
設計・施工・・・株式会社テリトプラン 菊池邦子氏・株式会社イセキ 馬場修三氏 
評価結果・・・・N-Brains(国際医療福祉大学大学院野村歡研究グループ) 新田收氏、株式会社バリオン介護環境研究所 金沢善智氏
住宅改修の際、ケアの専門家(PT,OT)と住宅改修の専門家(設計、施工者)が連携して、高齢者世帯、障害児者世帯の住宅改修の相談に適切に対応することを目的とし、詳細な事例を症例とともに検証・分析を行いました。
ヒアリングシートを活用し、行動半径や運動回数を確認し、そこから評価結果を導くことで、やるべきことを掘り起こしました。

3) 検討・意見交換
建築関係者からの詳細な質問およびケア関係者からの質問や意見なども付加することで、本人・建築関係者・ケア関係者の3者の意見や感想を付き合わせることができました。

4) 総評
N-Brains(国際医療福祉大学大学院野村歡研究グループ) 野村歡氏
通常の総評は、現場が出来て本人が使って、始めて総評が出来る。時間の関係でそうはいかない事を確認した観点でのお話となりましたが、
1)本人の生活の目標
2)身体に関する配慮
3)生活動作の重要性
以上3点について、建築の部分・全体に関しての分析と必要な考え方を発表しました。
さらに国土交通省の考えている改修もふまえて、福祉と建築のコラボレーションのありかたを検討しました。


報告検討会風景:H22年度の事業実施の内容、それに対しての評価結果が報告された。

ベーシックセミナーA報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年2月25日

平成23 年 1 月 22 日 ( 土 ) 13:30 ~ 16:30に、横浜市総合リハビリテーションセンター4階 研修室において、理学療法士・作業療法士のためのベーシックセミナー[建築の基礎知識講習会]を開催しました。
ケアの専門家と住宅改修の専門家の連携を推進するため、専門的な知識・技術を共有できるよう、相手分野の基礎知識を習得することを目的とした講習会で、ケアの専門家:理学療法士・作業療法士等を対象とした建築の基礎知識講習を行うという内容です。
講師には鈴木基恵氏、畠山正広氏をお招きし、以下の内容で講習会を行いました。
1)住宅改修に必要な建築の基礎知識
2)住宅の構造・工法(在来工法を中心に)介護保険の住宅改修と福祉用具
3)住宅改修の実例-1
4)住宅改修の実例-2
5)福祉用具・福祉機器の体験
その後、質疑応答の時間を設け、閉会となりました。

1)住宅改修に必要な建築の基礎知識
まず、高齢者の現状を分析し、住宅改修についての問題に気づいていない人の多さを確認しました。
2)住宅の構造・工法(在来工法を中心に)
改修について、規模の違いや日本の気候と木造住宅に関する特徴を洗い出し、既存の住宅構造と車いすでの活動に関わる必要項目などを分析しました。

3)住宅改修の実例-1
手すりの種類や太さ、形状の差、施工する場所によって求められる設置方法が変わる事など、実際の素材を用いて体感するとともに、施工の違いによる費用の変化についても解説されました。さらに、マンション水まわりに生じる段差の理由を検証し、地域ごとに介護リフォームにおける内容によって申請方法に違いが生じることがあるなど、申請についても細かな注意を受けました。

4)住宅改修の実例-2
在来工法の場合や2×4工法の場合などの違いによって、改修工事の方法や難易度に違いが発生することを作業の流れを通して解説していただきました。

症状別、場所(シーン)別の手すり設置例などの実例を紹介するとともに、セラピストとの連携の必要性を強調されました。
これら改修工事の費用効率の換算例を紹介すると、介助費用や外出入浴などにかかる費用を数年で回収できるメリットがあることを確認できました。

5)福祉用具・福祉機器の体験
実際の福祉器具に触れて、体験をしました。どのような事例の場合、どの機器が望ましいのかなど、不明確な部分を少しでもわかることができたのではないかと思います。
実際に役立つ施工方法や制度など、知らなければならない要件を総括できた講習会となりました。


チームアプローチをする上で住宅改修に必要な建築の基礎知識を学ぶ。建築士による実践的な講義/手すりの太さの違いを実際に触って実感する。


福祉用具・福祉機器の体験

キャンペーンイベント開催のご報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年2月24日

平成22年12月22日(水)、23日(木)の11〜17:00、新都心プラザ地下2階において、高齢者または障害者のためのバリアフリー改修における利便性の追求と、それを実現するために必要な理学療法士・作業療法士・設計者・施工者の連携の必要性を啓発することを目的として、イベントを開催しました。
主な内容はバリアフリー改修実演、事業説明会、個別相談会です。寸劇を通して改修の計画から工事までの方法を解説するという、身近でわかり易いイメージで進行しました。

パーキンソン病の場合や片側麻痺の場合において、トイレ、浴室の2ヶ所を取り上げ、各立場での役割分担において、必要な知識の提供と連携方法を提案しました。
①理学療法士:症状の特性を説明し、困難な動作や必要な補助具を説明
(手すりの位置や高さ、材質などが症状によってちがってくること)
②設計士:手すりの取り付け、段差解消等が安全・確実にできるような設計を行う
③施工者:設計士の指示にあった施工を行う
(途中、理学療法士が施工上の注意点、ポイントを解説)
④相談者:改修後の体験により、使いやすくなった点を報告
以上の各関係者の連携により、依頼者だけでなく、介護者にとっても大変有効な改修が実現できることとなります。
病気の種類だけでなく、症状は人によってさまざまです。また、介護者の体格なども検討事項に入れる必要がある場合もあるでしょう。画一的な対応ではその人に合った改修工事を実現することは難しいため、このような各人各様の検討・分析とそれに見合った対応策をたて、それに即した施工作業が必要であり、介護者にも利便性の高い改修工事が日常の生活を充実させていくことになります。

事業説明会ではパネル展示を主体に、まちづくりセンターの活動内容をご説明し、バリアフリー改修事業の概要をご紹介しました。

個別相談会においては、希望者の相談に応じ、実際の生活で不便を感じていることや状況にあう改修の内容や価格についてもご説明することで、どのような改修が必要なのかを知って頂くためのご協力をさせていただきました。また、工事の補助制度の活用などの情報をお知らせすることもできました。
さらにアンケートも実施し、ご来場いただいた方々のご意見やご希望等を幅広い形で集約し、今後の活動へ役立たせることができました。

キャンペーンイベントの様子

ベーシックセミナーB 報告

カテゴリ: 活動報告 | 掲載日:2012年2月6日

「福祉・介護・医療の基礎知識講習会」

平成22年12月15日(水)、17:00~20:00に横浜市総合リハビリテーションセンター1階多目的室において、住宅改修の設計者、施工者を対象にした福祉・介護・医療の基礎知識講習を開催しました。講師にN-Brains(国際医療福祉大学大学院野村歡研究グループ)選任講師、山崎哲司氏、渡邉慎一氏の各氏をお迎えし、セミナーを開催いたしました。
ケアの専門家と住宅改修の専門家の連携によって、よりよい生活環境を実現するための情報やヒント等を学べる場となりました。
参加人数は31名におよび、充実した講習会となりました。
 
 
医学的リハビリテーションについて(渡邉慎一氏)

社会的に高齢化の傾向が増す中、2000年から介護保険制度がスタートし、リハビリテーションに力を入れる流れが出てきています。高齢者ひとり暮らし世帯の増加状況、医療従事者の数、高齢者住宅の供給状況の国別割合、入院日数の比較、医療費と病気の数など、現在の日本の状況をわかりやすい統計数値で解説したうえ、今後の課題や高齢者リハビリテーションの病気別モデルを紹介していただきました、病気別、症状別によっての住空間の考え方が必要であることをご説明いただきました。
 
 
建築士が理解すべきリハビリテーション専門用語(山崎哲司氏、渡邉慎一氏)

体の動きに関わる構成要素を関節、筋肉、神経の3種に分け、生活に必要なそれぞれの動きを知ることで、どのような問題が発生するのか、関節可動域のテストの疑似体験等をご指導いただききました。
 
 
疾患別障害特性と環境整備(山崎哲司氏)

脳血管障害の症状とそこから起こる運動麻痺、感覚麻痺、高次脳機能障害(失語、失行、失認)などの症状や、それらの障害を負った患者の自宅での移動様式を分析し、行動域での問題を洗い出し、住宅改修に求められる内容を明らかにしていただきました。
さらに、関節リウマチの場合の住宅改修等、病気別でのチェックするべき場所をモデルケースで解説していただきました。
 
 
リーフレット「退院時に福祉用具を活用するための手引き」の解説(渡邉慎一氏)

退院時の情報把握の重要性や入院加療を必要とする主な疾患、退院時の利用者情報のヒアリング、退院時の情報把握用フォーマットの使い方・書き方を実際のリーフレットを利用して解説していただきました。

退院後の生活に重要な居住空間を作り出すためのリフォームは、ただ単に健康な住人が求めるリフォームとは全く違います。リフォーム業者もリハビリを目的としたリフォーム、介護者の味方になれるリフォームに対応できるよう、こうした基本的な知識を持つことで、さらにきめ細かなご提案をすることができるのだということを改めて感じられた講習会でした。
 
 

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